なぜ1銘柄への集中投資は怖いのか
もし手持ちの資金をすべて1つの銘柄に投じていたとして、その会社に業績不振や不祥事などの想定外の出来事が起きたら、資産は大きなダメージを受けます。一方で、値動きの異なる複数の資産に分けて投資していれば、仮に1つが値下がりしても他でカバーできる可能性があります。これが分散投資の基本的な考え方です。
大きなリターンを狙って1銘柄に賭けたくなる気持ちはよくわかります。しかし、大きく増える可能性がある銘柄は、同じだけ大きく減る可能性も持っているということを忘れてはいけません。
初心者が意識したい3つの分散軸
① 地域の分散
日本株・米国株・インド株など、投資先の国や地域を分けることです。特定の国の経済状況や為替の影響を一手に受けてしまうことを避けられます。
② リスクレベルの分散
値動きが大きい成長株(ハイリスク・ハイリターン)と、値動きが穏やかな安定株(ローリスク・ローリターン)を組み合わせることです。成長株だけで固めると値上がり時の期待は大きい分、下落時の値動きも激しくなります。
③ 銘柄数の分散
同じ業種・同じテーマの銘柄ばかりを何個持っていても、実質的には分散になっていません(例:AI関連株を5銘柄持っていても、AI業界全体が調整局面に入れば同時に値下がりします)。異なる業種を含めて、ある程度の銘柄数に分けて持つことが大切です。
結局、何銘柄くらい持てばいいの?
明確な正解はありませんが、初心者のうちは3〜5銘柄程度、異なる地域・業種を含めることを一つの目安にするとよいでしょう。銘柄数を増やしすぎると管理しきれなくなるため、「少なすぎず、多すぎず」を意識してみてください。
まずは仮想資金で、値動きの異なる銘柄をいくつか組み合わせてみましょう。実際にスコアが変化する様子を見ることで、分散の効果を体感しやすくなります。